Elastic IP Address
EC2インスタンスは再起動のたびにパブリックIPアドレスが変わってしまいます。Elastic IP Addressを用いることでパブリックIPアドレスを固定することができます。
Elastic IP アドレスを割り振る
「Elastic IP」–>「Elastic IP アドレスを割り振る」をクリックします。

Elastic IP アドレスの設定
今回は以下の項目から「AmazonのIPv4アドレスプール」を選択します。
項目 | 説明 |
AmazonのIPv4アドレスプール | Amazon Web Services(AWS)が保有し、Elastic IP や他のパブリックなサービスに割り当てられるグローバルな IPv4 アドレスのプール。 |
ネットワークボーダーグループ | AWSのネットワークボーダーグループは、EIP やパブリックIPアドレスが特定の地理的エリア(リージョンやエッジロケーション)に基づいて提供されるよう管理する仕組み。 |
グローバル静的 IP アドレス | AWS Global Accelerator を使用することで、グローバルにアドバタイズされる固定のIPアドレスを取得可能。これにより、低レイテンシーでトラフィックをルーティング可能。 |
Global Accelerator は、複数の AWS リージョンのエンドポイントをサポートするグローバルサービスです。Global Accelerator は AWS グローバルネットワークを使用して、ヘルス、クライアントの場所、および設定したポリシーに基づいてトラフィックを最適なリージョンエンドポイントにルーティングし、アプリケーションの可用性を高めます。

タグ
今回は「新しいタグを追加」をクリックしタグを追加しています。タグを設定したら「割り振る」をクリックします
- 「キー」–>Name
- 「値」–>任意

Elastic IP アドレスの関連付け
作成したElastic IP アドレスにチェックを入れ、「アクション」–>「Elastic IP アドレスの関連付ける」をクリックします。

Elastic IP アドレス
以下の項目を設定し、「関連付ける」をクリックします。
項目 | 説明 |
リソースタイプ | Elastic IP アドレスをインスタンスに関連付けするか、ネットワークインターフェースに関連付けるか選択します。今回はインスタンスを選択します。 |
インスタンス | Elastic IP アドレスの関連付けるインスタンスを選択します。 |
プライベートIPアドレス | Elastic IP アドレスの関連付けるプライベートIPアドレスを選択します。インスタンスが複数のNICを持っている場合でプライマリープライベートIPアドレス以外に関連付けしたい場合などに明示的に選択する。 |
再関連付け | チェックを入れるとこのElastic IP アドレスが関連付けられていても他のインスタンスなどに付け替えることができます。 |

インスタンス選択時はプルダウンで選択できます。

Elastic IP アドレスの関連付けの確認
インスタンスから関連付けたインスタンスIDをクリックします。

インスタンスの詳細が確認できます。「ネットワークキング」タブをクリックします。

下にスクロールするとElastic IP アドレスが関連付けられていることが確認できます。

実行中にインスタンスにElastic IP アドレスを関連付けるとすぐにパブリックIPアドレスが変わってしまうので注意が必要です。
以下のインスタンスはElastic IP アドレスの関連付け前でパブリックIPアドレスは「35.78.198.28」となっています。

「35.79.126.130」のElastic IP アドレスを関連付けてみます。

パブリックIPアドレスが変わっていることが確認できます。

片付け
Elastic IP アドレスは基本的に無料ですが、使用していないと料金が発生します。なので使用しない場合は削除します。
Elastic IP アドレスを選択し、「アクション」–>「Elastic IP アドレスの関連付けを解除」をクリックします。

「関連付けを解除」をクリックします。

Elastic IP アドレスを選択し、「アクション」–>「Elastic IP アドレスを解放」をクリックします。

「解放」をクリックします。

Elastic IP アドレスが解放されたことを確認できればOKです。
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